Lとの出会い
Lとの出会いは4年前。
今こうして一緒にバカンスに来て彼との出会いを思い綴ろうと思い立った。
当時カナダのホテルのキッチンで働いていて、毎朝5時から午後13時位までのシフトで英語も完璧じゃない中がむしゃらに働いていた。
ワーキングホリデービザを保持していたから、夕方は近くのギリシャ料理とか日本食料理屋でもバイトしていて、休みは週に1度位しか無かった。
何でバイトまでしていたのかと言うと、美味しい賄い付きで、食い逸れないから。後は、当時付き合っていた彼と海外旅行をするつもりでお金を稼げるだけ稼いでおきたかったから。
休日は知り合った日本人女性(Yさん)と近くの湖をバイクで周ったり、ハイキングしたり本当に忙しくしていたと思う。
Yさんは近くのペンションで受付をしながら、ハイキング、山登り、自然散策が趣味のアクティブ派で、当時2回目のカナダ訪問だと言っていた。(1度目はワーホリで語学留学をしていて、今回はバックパッカーとしてカナダ全土を回っていた最中)
俺が滞在していたホテルの寮に遊びに来てくれたり、作った小豆を分けてくれて、一緒にあんパンとか俺の得意なお菓子を作ったりもした。
兎に角Yさんの行動力を見習って俺も出来るだけアクティブに過ごしていたんだけど、
本格的に夏が近づいた4月頃から、業務拘束時間も長くなって、自分の時間が少なくなっていった。
その頃同僚の数が一気に増え始めた。
同僚と言っても、俺はキッチンだから、シェフは代わらず、増えたのは客室清掃員(ハウスキーパー)とか受付といった俺とは関係の無い部署。
それでも、ハウスキーパーで働いてる日本人の同僚たちがパーティーがある時には誘ってくれて、輪の中に入ってた。
このハウスキーパーは基本的にフィリピン人・メキシコ人・チェコ人とアジア系(日本人・中国人・韓国人)で構成されていて、パーティー好きのメキシコ人からはほぼ毎日、夕食+呑みに誘われていた。
日本人の同僚の他にも俺を結構誘ってくれてたのがレストランのウェイターをしていたメキシコ人のG。
背は小柄なんだけど、体格が良くて顔も凄く俺の好み。
いつもシフトが被っていて、俺にちょっかい出したり、女の話をしてくるから、てっきりノンケなのかと思ったら・・・
ゲイだった。(後から聞くと女もイケる口なんだけど、男の方がしっくりくるらしい。笑)
シフトが終わった後の食料品の買出しとか、ちょっと時間が空いた時にアイスクリーム食いに行こうぜ!とかって一緒に居る時間が凄く多かったのを覚えている。
俺はゲイだとは誰にも言ってなかったのにも関わらず、俺がゲイだ(格好がゲイっぽいから?)と噂が周り・・・Gは俺に近付いてた部分もあるっぽい。
友達で居たかったから体の関係にはならなかったけど、一度だけGの部屋に入った時(彼のルームメイトのオーストラリア人が入れてくれて、Gは昼寝してた)、ブランケットも掛けずに寝ていたGの股間のもっこりが凄かったのを覚えている。
俺のはデカいんだって耳が腐る程聞いていたけど、実物を見て納得した瞬間だった。
そんなGからはいつも新たにメキシコから出稼ぎに来る同僚を紹介してもらっていたんだけど、その中の一人4月半ばに到着したのがLだった。
「He just arrived here today, he´s a new comer」今日着いた新人君だよ。
第一印象は若い。
肌もピチピチでノリもラテン系の明るい感じ。
紹介してもらった時は「あ。ども!」って感じで終わった。
Lが新たに加わってから2日後位に、メキシコ人のみの昼食会にG経由で誘われて、その時にも大して話はLとはしなかったはずだったんだけど、
その日の夜にLとメキシコ人のVちゃんが俺の部屋まで来て、
L 「明日の夜暇?」
俺 「明日?うーーん・・・分からない」
L 「分かんないって・・・僕が使ってる英語の意味が?」
V 「違うわよ。彼はいつもバイトで夜は付き合えないの」
L 「えーーー?何で?他の所でも働いてるのなんか知らなかったよ。何で言ってくれなかったの?」
V 「だってあなたが彼を誘いたいって言い出すから」
L 「ちょっ・・・そんなこと彼の前で言わなくてもいいのに!」
俺 「えっと・・・明日の夜何するつもりなの?」
L&V 「クラブに踊りに行きましょう!」
俺 「まじで?行きたいな。今からバイト先に連絡するから後で知らせるよ」
↑の会話は今でも昨日の事のように覚えてる。
バイト先に欠勤連絡を入れて、メキシコ人+日本人のみで翌日の夜中に踊りに行って、その日から良くLとは話すようになった。
可愛らしい性格で、相手が話している時に会話を遮らない。
俺はその時は顔が良いとは思ってなかったけど、日本人の同僚(女の子たち)が言うにはイケメンらしい。
今までGと過ごしていた時間がLと過ごす時間に変わって行って、Gから突然
「お前さ、本当鈍感だな。Lはゲイでお前の事が好きなんだぜ」
と第三者を介した告白に驚いたのと、その日から俺の中で何かが変わってしまってLを見る目が変わってしまった。
当時彼が日本に居て、付き合ってる人が居る時は彼氏を作らないと言う俺のモラルが崩れていった。
それでも、2ヶ月位は普通に話したり、休日には俺からLを散策に誘ったり、踊り行ったり、楽しくしていて、
俺が夜のバイトが終わる時間に寮の外で待ってくれてたりして、何と無くカップルぽくなっていって、付き合ってって言葉は無かったけど、好きだよ。と言われて俺も。と答えたのが6月25日。
俺たちはその日を付き合い始めた日としている。
付き合い始めて、俺がLの部屋へ引越しして、そこから一緒に寝るようになった。
Lと最初に出会ってから4年が経って、口喧嘩も沢山して、泣いて、笑って、メキシコ国内を旅行したり、日本にLが一緒に付いて来たり・・・こうやって今年もビーチに遊びに来れて、共有してきた事って俺の中で大切な宝物だなって思う。
アラサーのLは出会った頃のやんちゃとか、社会を知らなそうな若者ではなくなって、大人の色気を持った社会人になった。
最も俺の好物である年齢まで到達するにはまだ5.6年掛かるけど、毎日一緒に居ても飽きなくて、俺を楽しませてくれて、心配してくれて、いっぱい愛を注いでくれる男はL以外にはいないだろうな。
と今遊び疲れて昼寝しているLを見て思う。
今こうして一緒にバカンスに来て彼との出会いを思い綴ろうと思い立った。
当時カナダのホテルのキッチンで働いていて、毎朝5時から午後13時位までのシフトで英語も完璧じゃない中がむしゃらに働いていた。
ワーキングホリデービザを保持していたから、夕方は近くのギリシャ料理とか日本食料理屋でもバイトしていて、休みは週に1度位しか無かった。
何でバイトまでしていたのかと言うと、美味しい賄い付きで、食い逸れないから。後は、当時付き合っていた彼と海外旅行をするつもりでお金を稼げるだけ稼いでおきたかったから。
休日は知り合った日本人女性(Yさん)と近くの湖をバイクで周ったり、ハイキングしたり本当に忙しくしていたと思う。
Yさんは近くのペンションで受付をしながら、ハイキング、山登り、自然散策が趣味のアクティブ派で、当時2回目のカナダ訪問だと言っていた。(1度目はワーホリで語学留学をしていて、今回はバックパッカーとしてカナダ全土を回っていた最中)
俺が滞在していたホテルの寮に遊びに来てくれたり、作った小豆を分けてくれて、一緒にあんパンとか俺の得意なお菓子を作ったりもした。
兎に角Yさんの行動力を見習って俺も出来るだけアクティブに過ごしていたんだけど、
本格的に夏が近づいた4月頃から、業務拘束時間も長くなって、自分の時間が少なくなっていった。
その頃同僚の数が一気に増え始めた。
同僚と言っても、俺はキッチンだから、シェフは代わらず、増えたのは客室清掃員(ハウスキーパー)とか受付といった俺とは関係の無い部署。
それでも、ハウスキーパーで働いてる日本人の同僚たちがパーティーがある時には誘ってくれて、輪の中に入ってた。
このハウスキーパーは基本的にフィリピン人・メキシコ人・チェコ人とアジア系(日本人・中国人・韓国人)で構成されていて、パーティー好きのメキシコ人からはほぼ毎日、夕食+呑みに誘われていた。
日本人の同僚の他にも俺を結構誘ってくれてたのがレストランのウェイターをしていたメキシコ人のG。
背は小柄なんだけど、体格が良くて顔も凄く俺の好み。
いつもシフトが被っていて、俺にちょっかい出したり、女の話をしてくるから、てっきりノンケなのかと思ったら・・・
ゲイだった。(後から聞くと女もイケる口なんだけど、男の方がしっくりくるらしい。笑)
シフトが終わった後の食料品の買出しとか、ちょっと時間が空いた時にアイスクリーム食いに行こうぜ!とかって一緒に居る時間が凄く多かったのを覚えている。
俺はゲイだとは誰にも言ってなかったのにも関わらず、俺がゲイだ(格好がゲイっぽいから?)と噂が周り・・・Gは俺に近付いてた部分もあるっぽい。
友達で居たかったから体の関係にはならなかったけど、一度だけGの部屋に入った時(彼のルームメイトのオーストラリア人が入れてくれて、Gは昼寝してた)、ブランケットも掛けずに寝ていたGの股間のもっこりが凄かったのを覚えている。
俺のはデカいんだって耳が腐る程聞いていたけど、実物を見て納得した瞬間だった。
そんなGからはいつも新たにメキシコから出稼ぎに来る同僚を紹介してもらっていたんだけど、その中の一人4月半ばに到着したのがLだった。
「He just arrived here today, he´s a new comer」今日着いた新人君だよ。
第一印象は若い。
肌もピチピチでノリもラテン系の明るい感じ。
紹介してもらった時は「あ。ども!」って感じで終わった。
Lが新たに加わってから2日後位に、メキシコ人のみの昼食会にG経由で誘われて、その時にも大して話はLとはしなかったはずだったんだけど、
その日の夜にLとメキシコ人のVちゃんが俺の部屋まで来て、
L 「明日の夜暇?」
俺 「明日?うーーん・・・分からない」
L 「分かんないって・・・僕が使ってる英語の意味が?」
V 「違うわよ。彼はいつもバイトで夜は付き合えないの」
L 「えーーー?何で?他の所でも働いてるのなんか知らなかったよ。何で言ってくれなかったの?」
V 「だってあなたが彼を誘いたいって言い出すから」
L 「ちょっ・・・そんなこと彼の前で言わなくてもいいのに!」
俺 「えっと・・・明日の夜何するつもりなの?」
L&V 「クラブに踊りに行きましょう!」
俺 「まじで?行きたいな。今からバイト先に連絡するから後で知らせるよ」
↑の会話は今でも昨日の事のように覚えてる。
バイト先に欠勤連絡を入れて、メキシコ人+日本人のみで翌日の夜中に踊りに行って、その日から良くLとは話すようになった。
可愛らしい性格で、相手が話している時に会話を遮らない。
俺はその時は顔が良いとは思ってなかったけど、日本人の同僚(女の子たち)が言うにはイケメンらしい。
今までGと過ごしていた時間がLと過ごす時間に変わって行って、Gから突然
「お前さ、本当鈍感だな。Lはゲイでお前の事が好きなんだぜ」
と第三者を介した告白に驚いたのと、その日から俺の中で何かが変わってしまってLを見る目が変わってしまった。
当時彼が日本に居て、付き合ってる人が居る時は彼氏を作らないと言う俺のモラルが崩れていった。
それでも、2ヶ月位は普通に話したり、休日には俺からLを散策に誘ったり、踊り行ったり、楽しくしていて、
俺が夜のバイトが終わる時間に寮の外で待ってくれてたりして、何と無くカップルぽくなっていって、付き合ってって言葉は無かったけど、好きだよ。と言われて俺も。と答えたのが6月25日。
俺たちはその日を付き合い始めた日としている。
付き合い始めて、俺がLの部屋へ引越しして、そこから一緒に寝るようになった。
Lと最初に出会ってから4年が経って、口喧嘩も沢山して、泣いて、笑って、メキシコ国内を旅行したり、日本にLが一緒に付いて来たり・・・こうやって今年もビーチに遊びに来れて、共有してきた事って俺の中で大切な宝物だなって思う。
アラサーのLは出会った頃のやんちゃとか、社会を知らなそうな若者ではなくなって、大人の色気を持った社会人になった。
最も俺の好物である年齢まで到達するにはまだ5.6年掛かるけど、毎日一緒に居ても飽きなくて、俺を楽しませてくれて、心配してくれて、いっぱい愛を注いでくれる男はL以外にはいないだろうな。
と今遊び疲れて昼寝しているLを見て思う。